設計コンセプト
数人で使用していた部屋を1人部屋にする為、新しく建設することになりました。
お施主からアットホームな雰囲気にしたいということで、大きな木造住宅のイメージで設計しました。
中庭を設け、自然の風・光が差し込み、室内が明るくなるようにしました。北側の居室には明るさを考慮して、
トップライトを設けました。
内部の床はフローリング、壁には杉板を張り、住宅用の建具を使用しました。外壁は板調のサイディングを張り、屋根は化粧石綿板で葺きました。収納不足を補う為に小屋裏に広い収納スペースを設けました。
プラン的には、スタッフが入居している方に目が届きやすい工夫と動きやすさを考慮して、外側に居住スペース
を設け、内側に共有する水回り(浴室・脱衣室・トイレ)、事務室を設けました。
隣の棟との行き来ができるように広めの通路としてデッキを設け、そこでくつろげるようにもしました。
建築主 社会福祉法人 晴陽会
施設名 障害者支援施設うからの里
建設地 宮崎県西都市大字右松
構造規模 木造平屋建て
建築面積 569.145u
延床面積 499.32u
竣 工 平成28年3月